大規模接種会場を20日再開 宮城県、オミクロン株懸念で前倒し

宮城県は6日、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場を仙台市中心部に再び設置し、20日に3回目接種を始めると発表した。新変異株「オミクロン株」の感染急拡大や第6波に備え、当初計画の来年2月から前倒しした。当面は平日のみで、米ファイザー製を使用する。

 大規模会場はTKPガーデンシティPREMIUM仙台西口(青葉区)で再開し、来年1月14日から従来のJR仙台駅東口のヨドバシ仙台第2ビル(宮城野区)に移転する予定。

 接種対象者は(1)県内在住(2)市町村が発行した3回目接種券がある(3)予約日時点で18歳以上(4)2回目接種から8カ月以上経過-の全てに該当する人。序盤は接種が早かった医療従事者が中心となる見込み。

 予約は今月13日から電話、インターネット、無料通信アプリLINE(ライン)で受け付ける。時間帯や予約の詳細は追って発表する。

 今後の国の方針に従い、対象者は拡大する予定。米モデルナ製の追加接種が承認された場合、使うかどうか検討する。

 村井嘉浩知事は6日の定例記者会見で「(2回目接種からの間隔は)いずれ8カ月から6カ月に短くなるのではないか。6カ月に決まってからの準備では遅くなる」と説明した。

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