大阪市交通局がIllustratorやPhotoshopを使えるプロのデザイナーを月額112,600円で募集しTwitterで炎上中

大阪市交通局が実務経験のあるデザイナーを月額112,600円で募集していることがわかった。
Illustrator、Photoshopによる広告デザインの実務経験があること、Excelでの表計算、Wordでの文書作成ができること。同市交通局が6月10に公布した「大阪市交通局非常勤嘱託職員募集要項」の応募要件には、たしかにそう明記されている。
Twitterでは、プロとしてデザイン業務こなすユーザーから非難の声が多数あがっている。
具体的な職務内容は、「ポスター作製業務、WEBページ運営業務」とあり、さらに、WordやExcelを使用した文書作成や電話応対等の一般事務も含まれている。
大阪市交通局非常勤嘱託職員募集要項(PDF)
Twitter上で問題とされたのは、その報酬だ。記されている給与月額は、週30時間(1日6時間 週5日)勤務で112,600円。時給に換算すると、800円程度であろうか。さらに金額の下には「昇給・昇格なし」という絶望的な文言が明記されている。
さすがに、この金額は低すぎるのではないかと11日未明、Twitter上で本職のデザイナーと名乗るユーザーが苦言を呈した。このツイートにはすでに1000件以上ものリツイートがされている。
なお選考には、まず1次試験としてポスター製作を行う必要があるらしい。また、IllustratorやPhotoshopなどの運用に伴う追加費用を、経費でまかなえるかどうかも今のところ不明だ。

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