【シリコンバレー時事】米フェイスブックなどIT企業の経営者らが出資する財団は4日、優れた科学研究をたたえる「生命科学ブレークスルー賞」を、ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった大隅良典・東京工業大栄誉教授に授与すると発表した。
賞金は300万ドル(約3億4000万円)で、ノーベル賞(800万スウェーデンクローナ=約9800万円)を大幅に上回る。
大隅教授は、細胞内で不要になったたんぱく質を分解し、リサイクルする「オートファジー(自食作用)」などの研究が評価された。
同教授は「非常に光栄だ。この分野の研究がさらに発展するよう努力する」とのコメントを発表した。