女優の鈴木杏が8月5日未明から、Twitterで“脱原発”を訴えている。東京電力福島第一原子力発電所事故以降、俳優の山本太郎をはじめ何人もの芸能人がTwitterで“脱原発”“反原発”を叫んでいるが、鈴木は過去に原子力発電環境整備機構(NUMO)のCMに出演したことを後悔。「私は知らなすぎました。だから、だからこそ、馬鹿ながらに脱原発、声をあげます」と強い決意をにじませている。
鈴木は「正直なにをどうしたらいいのかはわからない。だけど、責任はちゃんと。しっかり。持っていたい。できることは少ないかもしれないけれど、でも、思いは東北に福島に。忘れることなんてできないよ」とのツイートをきっかけに、立て続けに「なにができるんだろう。なにをしたらいいんだろう。とにかく原発はなくそう。なくしたい。自分たち、子供たちが生きていく未来のために」と自身の想いを吐露。
さらに「私は東京生まれ東京育ちなので。。知らないことが多すぎました。だからこそちゃんと知っていきます」「頑張ろう!何年、何十年かかるかわからないけど、脱原発!声あげていこう!」と続け、「生まれた時には原発があってそれにあやかって生きてきました。廃棄処分のCMもやったことがありました。今、生まれて初めて後悔というものをしています。私は知らなすぎました。だから、だからこそ、馬鹿ながらに脱原発、声をあげます」と、今回こうした形でメッセージの発信を始めた理由を説明している。
また、鈴木に寄せられた「急にどうしたんですか? 反原発をTwitterで主張して事務所クビになった某俳優のようになるんじゃないかと心配」との質問には「彼はクビじゃないんです。自分から迷惑かけるからって自ら辞められたんです。私は辞めないし、事務所もクビにはしないと思います」と返答。
そして「芸能人だろうが、その前にひとりの人間。。声をあげた以上負けるんじゃないよ」との励ましには「あたしそんな簡単に潰れない。ありがとう」、「杏ちゃん反原発の活動は厳しいよ」との心配の声には「でも言っていかなきゃいけないと思います。それはちっちゃい話、自分の将来の話でもあるので。危機感。もちろん茨の道だと思います。だからといって辞めちゃいけない」と、力強い言葉を返している。