女子アナ「だれが最も官能的で艶っぽい声なのか」を科学的に大検証…その意外な結果

朝に元気をもらったり、寝る前に疲れを癒やしてくれたりと、女子アナの声は私たちの生活に彩りを添える。では、もっとも官能的で艶っぽい声の持ち主は誰か。音声分析の専門家が科学的に検証する。

「声のエロス」を解析する

ニュース番組を見るとき、社会情勢や世間の話題を知ると同時に、原稿を読み上げる女子アナの艶っぽい声に癒やされている人は多いはずだ。

「この声をずっと聞いていたい」「なんて官能的なんだ」。そんな感想を持ちながら、ニュースを楽しみにしている人も多いことだろう。

では、いちばんSEXYな声を出している女子アナは誰か。単なる思い込みや好みではなく、音声分析という科学に基づいたアプローチで、女子アナの声の魅力に迫る。

専門家による解析

まずは検証方法について説明しよう。各メディアが行っている「好きな女子アナランキング」において平均的に高い順位に入り、各局で看板番組のキャスターを務めた経験のある歴代女子アナから20名を選出。彼女たちの出演番組などからBGMがない3分間以上の音声を抽出し、専門家に解析を依頼した。

史上初、誰も試みたことがないであろう検証に協力してくれたのは、千葉音声研究所代表理事の村岡睦稔氏だ。全国の警察や科捜研、法律事務所をはじめニュースや映画・ドラマにも技術協力を行っている音声解析のスペシャリストである(以下、発言は村岡氏)。

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「年齢や経験年数、担当番組などの情報をいっさい排除して、女子アナたちの声にどれだけ『エロさ』があるかを多角度から分析しました。私だけではなく、当研究所に在籍する2人の解析官にも協力を仰いでいます」

女子アナの声がSEXYかどうかを判断するため、村岡氏は分析にあたり5つの項目を設けた。

SEXYの要素

1つ目は「周波数特性」。人間は歳を重ねると高音域の周波数が聞き取りづらくなる。どの年代の人にも聞こえやすい周波数の声を出しているかどうかは重要なポイントだ。

2つ目は「速度」。アナウンス技術的には良いとしても、話す速さが一定すぎると声に柔らかさを感じられなくなってしまう。適度に緩急をつけた、耳に心地よい速さで話しているかを判定する。

3つ目は「抑揚」。話し方に音量の抑揚がありすぎると「あざとさ」が鼻につき、抑揚がなさすぎると「突き放し感」「冷たさ」が出るという。

「4つ目は『ゆらぎ』。言い換えるならば声の個性です。ときどき語尾が少し高くなるなど、周波数に不自然とまでは言えない『ブレ』があると、その人の声を思わず聞きたくなる効力があります。これは訓練によって身につけることができません。」

癒やしというより疲れる声

「5つ目は『聴感判定』です。1つ目から4つ目の分析結果と照らし合わせて実際に耳で聞いたとき、違和感がないかをチェックします。分析上はほどよい抑揚があるとしても、実際には聞こえにくいこともある。分析結果と実際に聞いたときの印象が合致しているほど点数を高くしました」

「さっそく結果を見てみよう。5位から20位までの結果をまとめたのが下の表だ。たとえば、『ニュースウオッチ9』のキャスターを務めている林田理沙アナ(33歳)は19位と低評価だ。」

「分析した女子アナの中で、もっとも息の成分量が多い声質でした。抑揚はあるのですが、声が小さくなると息成分(ノイズ)ばかりになってしまう。いわゆる『ウィスパーボイス』の持ち主なのですが、息の量が極端に多すぎるので聞く人に『疲労感』を与えてしまう」

歌うように話している和久田アナ

同じNHKのアナウンサーだと桑子真帆アナ(35歳)が13位タイ、和久田麻由子アナ(34歳)が12位と、それほど「官能的」な声ではない。

「桑子アナは低い周波数帯(低い声)が明瞭で聞き取りやすく、しっとりした印象を受けます。ただ、『サ行』を強く発音する癖があり、ときおり耳障りになるという点で『聴感判定』の点数が低い」

一方の和久田アナには、分析してみなければ決してわからない意外な特徴が浮かび上がってきた

「和久田アナは『周波数特性』が高得点でした。彼女の話し方は、女性歌手がハイトーンボイス(地声でもっとも高い声を出す歌唱法)を使って歌うときと非常に良く似た周波数分布であることが判明したのです。

多くの人は話すときに200~300Hzの間を推移しますが、和久田アナの話し始めは450Hzとハイトーンで始まり、話し終わりは250Hzまで緩やかに下がっていく。非常に音楽的な話し方と言っていいでしょう。聞く人をウットリとさせる効果があります」

後編記事『「天才だけが醸し出す官能」…科学的音声分析で判明した「最もセクシーな女子アナの声」No.1は意外なあのアナ!』では上位のアナウンサー達を紹介する。

「週刊現代」2023年6月3・10日号より

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