新しい社長が就任して、社員に言った最初の言葉は 「女性役員を増やすこと」 でした。なぜでしょうか? 女性の特殊能力はさまざまな場面で男性に勝るからです。以下、女性が男性に勝る4の能力です。
1.会話に優れている
女性は聞き上手です。これが女性が会話指向で物事を遂行できる理由です。逆に男性は会話よりも何かの行動を通じて会話しようとします(スーザン・シャーウッド医師)。
私の知る女性が毎回、顧客の問題を聞き出しているのを間近に見ます。聞くのが上手なので会話が弾みます。相手もどんどん話します。将来の展望から問題までを。男性では聞き出すのが困難な経営問題を、自然に持ち帰っています。女性は会話に優れてます。これはチームを引っ張る者として最も重要な能力です。だから社内の調整もうまくいきます。多くの人に欠けているソーシャルメディア上での業務もうまくいきます。
2.辛抱強い
女性は男性よりも、望まれた結果に近づくために辛抱強いと調査でわかりました(英マイハームス社)。
女性自身は辛抱強くないと思っているようですが、男性と比較すると、実は女性のほうが辛抱強いのです。
個人的にも女性のほうが辛抱強いと思います。出産という男性が想像もできない苦痛を乗り越えれるからなのか、職場でも目標達成のために優先順位を定め、誘惑にさらされても辛抱強く本質を貫いている人が多い気がします。
将来を見据え、目標に向かって辛抱強くコツコツと仕事に励む能力は、経営者にとって心強く映り、仲間には頼もしいリーダーとなって映ります。
3.やる気を与える
比喩だと思いますが、女性は相手の顔の43カ所の筋肉の動きを区別できます。
顔に43カ所も筋肉があったのか!? と思ってしまいましたが、要はささいな信号を区別できるので、相手にやる気がなければ、会話をしながらやる気を相手に与えることができます。特に少数精鋭で運営している事業では、絶大な影響力を持つ能力です。周りにやる気を与え、相手の状況に応じて会話ができるので、コミュニティリーダーでもその能力を発揮できます。
4.色彩に優れている
男性は赤、青、緑という3原色で世界を見るのに対して、女性は4つの基本色で世界を見ています(『友達の数は何人?』 ロビン・ダンバー)。
微妙な色調を区別できるので、女性は男性よりも豊かな色彩世界に生きています。私の前の記事でも取り上げましたが、広告/製品開発など、微妙な色彩が重要になる“マーケティングに女性が多い”のも納得できます。ちなみにこの能力を応用しているのが、男性のウソを見破ることです。相手の顔色の微妙な変化を区別できるこの驚異的な能力に、男性は何度も悩まされてきたはずです。