2010年5月に第1子を出産したとされる女性の54.1%が、出産前後に仕事を辞めたことが13日、厚生労働省の「21世紀出生児縦断調査結果」で分かった。このうちフルタイム勤務だった人の35.3%が「仕事を続けたかったが、育児との両立が難しい」を理由に挙げた。また、10.5%で「解雇、退職勧奨」が行われていた。
10年5月中に生まれた子供の家庭の生活環境を追跡して調べ、出生6カ月時点で第1回の集計をした。今後、1年ごとに集計する。01年生まれの子供で同様の調査をしており、比較して分析する。今回は調査用紙を配布した4万3767人のうち3万8554人が回答し、うち第1子とされるのは1万8132人。