女性の平均年収は345万円 上位を占めた職種は?

 パーソルキャリアの運営する転職サービス「doda(デューダ)」が「女性の平均年収ランキング2021」を発表した。その結果、2021年の女性の平均年収は345万円で、昨年から2万円減少した。 【画像】職種別平均年収ランキングTOP50  職種別に見ると、1位は「リスクコンサルタント」(670万円)で、昨年から71万円アップし、2つ順位を上げた。また昨年は、上位3位までをコンサルティング系の職種が占めていたが、今年は「金融系専門職」に分類される「投資銀行業務」(643万円)、「運用(ファンドマネジャー・ディーラー)」(620万円)が2位、3位にランクインした。  全体傾向としては、「法務」(541万円)、「知的財産・特許」(537万円)といった「企画・管理職」が上位50職種中のうち17職種で全体の約4分の1を占め、最多となった。次いで多かったのは、「営業職」で8職種、前回2位だった「コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人専門職」は、今回3番目に多く7職種となった。  「専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)」は、男性も含めた全体の平均年収では前年比25万円減だったのに対し、女性の平均年収は前年比5万円増となり、男女合計した全体と女性で年収傾向に大きな差が出た。  年齢別では、20代は317万円(昨対比4万円減)、30代は378万円(同1万円増)、40代は402万円(同1万円減)、50代以上は435万円(昨対比4万円増)。また、全体との差は、20代で24万円、30代で59万円、40代で100万円、50代以上で178万円と、年代の上昇とともに広がる結果となった。全ての年代において年収400万円未満の割合が半数を超え、中でも30代女性は全体の60.8%となった。さらに、年収500万円以上の割合は30代の女性で全体の17.9%、40代で23.6%にとどまった。  エリア別では関東エリアが最も高く、362万円(昨対比4万円減)で、2位の東海エリアとの差は35万円だった。都道府県別に見ると、1位は東京都で383万円(同3万円減)、2位は神奈川県で352万円(同3万円減)、3位は鳥取県で342万円(同2万円増)となった。昨年は上位3位までを首都圏が独占したが、鳥取県が4位の千葉県(同1万円減)を抜き、上位3位に関東圏以外が入るのは15年版以来となった。  調査は20年9月~21年8月末にdodaエージ

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