女性アイドルの顔や頭を踏んだり蹴ったり…「想像力不十分」BPOがフジに指摘

放送倫理・番組向上機構(BPO)の「放送と青少年に関する委員会」は22日、女性アイドルへの暴力行為があったと視聴者から指摘された「FNS27時間テレビ」(フジテレビ系)のコーナーについて「(不快に感じる)視聴者に対する想像力が十分でなかった」などとする「委員会の考え」を公表した。
 審議対象となったのは、8月3日夜放送の「生爆裂お父さん27時間テレビスペシャル!!」。男性タレントが女性アイドルにプロレス技をかけた後、顔や頭を踏んだり、蹴ったりする場面が複数回あった。同委員会は「顔を足で踏むことは人間の尊厳に関わる行為」と指摘し、「不快に感じる視聴者がいることに思いが至っていなかったのではないか」と批判した。
 視聴者から「度を越している」との意見が多数寄せられ同委員会が審議入り。フジテレビから報告書の提出を受け番組制作担当者とも意見交換してきた。フジテレビ広報部は「今回の意見交換を今後の番組制作に生かしたい」としている。

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