1日、発表された「2021上半期タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター)で、お笑いコンビのサンドウィッチマン(伊達みきお=46、富澤たけし=47)が、“お笑い芸人部門”で1位を獲得した。サンドはアートコーポレーション、JR東日本、タマホームなど8社のCMに出演。総合ランキングでも、綾瀬はるか(36)や香川照之(55)らと並び12位に入るなど、その勢いが止まらない。
「日経エンタテインメント!」の「好きな芸人ランキング」では3年連続1位を継続中。6月に発表された同誌の「タレントパワーランキング」でも、今年、1位は綾瀬はるかに譲ったものの、総合部門2位をキープ(ちなみに男性からの評価では1位、女性からの評価では3位)。お笑い評論家のラリー遠田氏もふたりを絶賛する。
「圧倒的なネタの面白さは大前提なのですが、やはり人柄の良さでしょうね。ふたりは本当に裏表がなく、素朴で飾らない優しさがある。芸人でもあそこまで性格のいい人は珍しいと思います。取り繕っていてもなんとなく分かってしまうものですが、視聴者も画面からふたりの人柄を感じとっているんだと思います」
現在、テレビのレギュラーは12本。ブレークまで時間がかかった苦労人でコンビ仲は良好。番組スタッフや後輩芸人からの評価も上々で、ふたりのことを悪く言う業界人は今のところ見当たらない。
■テレビ局にとって安心安全の芸人
「伊達は『こんなに好感度が高いとやりづらい』とこぼしているそうですが、こわもて風の外見なのに、暴力やイジメなどの際どいネタもなく、NHKを含めテレビ局にとっては、まさに安全安心の芸人なんです。今年の紅白の総合司会の候補にも名前が挙がっています」(キー局関係者)
さらに6月2日には、芸人としての活躍と東北復興支援などが評価され、「第58回ギャラクシー賞」も受賞。83年の同賞設立以来、芸人では笑福亭鶴瓶以来となる快挙だという。写真週刊誌の記者はこう嘆く。
「ふたりとも子煩悩で家庭を大切にするタイプなので、身辺もクリーンで全くネタが出てこない。かつて伊達は、“熟女好き”を公言していたが、よき家庭人となった今、不倫など女性関係の浮いた話も聞きません」
「好事魔多し」とは言うものの、このふたりに関しては今のところ死角は見つからず……無双状態はしばらく続きそうだ。