妊婦や高齢者ら向け「優先タイム」 イオンが大阪で設定

大阪府内のスーパー「イオン」「イオンスタイル」「イオンエクスプレス」の計35店舗は26日から当面、妊婦や高齢者、身体障害者らが優先的に入店できる時間帯を設ける。府の要請に応え、新型コロナウイルス感染の重症化リスクが高い客に混雑を避けて買い物してもらう。運営するイオンリテールが25日発表した。

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 時間帯は店舗が比較的すいている午後2時~3時で、「ゆうゆう優先タイム」と名付ける。ただし、客が対象かどうかを入場時に確認するような仕組みはとらず、一般の客も買い物できる。担当者は「強制はできないので、お客様に(優先時間帯の)意識をもってもらえれば」と話す。

 また、毎月20日と30日はイオンのクレジットカードなどで支払うと多くの商品が5%割引になる「お客さま感謝デー」としているが、今月30日は実施せず、来月以降に延期する。

 イオンとイオンスタイルの計31店舗では、混雑が激しくなった場合、客に店舗の外で待ってもらう入場制限も実施するという。

 関西2府4県でスーパー約80店を展開するイズミヤ(大阪市)も25日、開店後の1時間について、妊婦や高齢者、身体障害者が安全・安心に買い物ができる時間帯にするとホームページ上で明らかにした。開店時刻は午前9~10時で、店舗によって異なる。混雑がピークになる正午前後や午後6時前後を避け、午後1~4時ごろに来店するよう呼びかけている。(生田大介)

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