妻の年収13万円増 家計に貢献 県生協連13年調査

 県生協連合会は2013年の家計モニター調査結果を発表した。1世帯当たりの妻の年収が前年に比べ約13万円増えた一方、夫はやや下回った。県生協連は「妻が家計を支え
る傾向が強まった」と分析する。
 専業主婦も含めた妻全体の平均収入は月給ベースで前年比22.3%増の6万1270円。年収ベースでは月給分が前年より12万3180円増え、ボーナス分も1万932円上回った。合計の前年比は12年調査の約8万円増から大幅に増えた。
 夫の年収は賞与が減少した影響で、前年を約8500円下回った。
 月当たりの世帯収入の合計は6117円減の58万8575円で、2年連続で減った。消費支出は39万5991円で、2年連続のダウン。住居費や交際費が減り、教育費、通信費などが増えた。
 県生協連の加藤房子常務理事は「夫の収入が伸び悩む中、働きに出る妻の増加で若い世代を中心に保育料などの支出が増えた」と指摘。「全体としては支出を抑える堅実な暮らしが目立つ」と指摘する。
 モニターは県内の226世帯。平均家族数は3.6人、世帯主の平均年齢は49.1歳だった。

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