妻夫木が２０年後のび太役　ジャイアンは小川直也

　俳優の妻夫木聡（３０）が「のび太」になった！？１１日から全国放送されるトヨタ自動車の新ＣＭ「ドラえもん」シリーズの中で演じており、アニメ「ドラえもん」の２０年後の未来を舞台に、のび太をはじめとする登場人物が“実写版”で現れる。
　プロローグとなる１１日からの「のび太の３０歳」編は、前半がアニメーション、後半が実写の２部構成。おなじみのメンバーが、いつもの空き地で将来の夢を語り合う。「お金持ち！」「オレは歌手だ！」と話すスネ夫とジャイアン。しずかちゃんに「のび太さんは？」と聞かれ「別に…」と答えが浮かばない。あきれて「何か夢ないの！？」と怒ったように言うドラえもん。そこへカップルが乗るスポーツカーが通り掛かり、のび太は「僕はしずかちゃんとドライブに行く！」と宣言。そんな夢をジャイアンたちは「のび太が運転！？アハハハ」と大笑いする。
　場面は変わって２０年後。車を運転しながら相変わらず破壊的な歌声を響かせるジャイアンを演じているのは、プロレスラーの小川直也（４３）。かつての空き地のそばに停車すると、後部座席から耳を押さえた妻夫木が降りてくる。「もうまったくだよ」のグチを聞いた小川は「なんか言ったか？」とすごむ。
　妻夫木は「楽しかったですね。体にのび太が染み付いちゃって」とうれしそう。小川も「小学校時代にジャイアンと言われたことがあった」とハマり役にニンマリ。トヨタ自動車の「ドラえもん」シリーズＣＭは今後も放送される予定。ドラえもんやしずかちゃん、スネ夫は誰が演じるのか？注目される。