子どもたちを元気に 復興支援コンサート 仙台

東日本大震災で被災した子どもたちの支援を続けているピアニストの小山実稚恵さんによるコンサートが仙台市で開かれました。

これは被災地の子どもたちを励まそうと仙台市出身のピアニスト、小山実稚恵さんが2015年から続けていて、ことしで10回目になります。
3日の午前の部には公募で選ばれた小学生から高校生までの16人と仙台市の大学生などがステージ上で、小山さんのピアノにあわせてバイオリンやチェロなどを演奏しました。
コンサートは全5曲が披露され、最後に演奏されたラヴェルの名曲「ボレロ」では子どもたちが次々に交代しながら楽器を演奏し、コーラスとして参加した宮城県内の小学生たちが曲にあわせて踊って盛り上がっていました。
ホールの外では「街角ピアノ」が設置され、訪れた人たちが好きな曲を思い思いに演奏していました。
ピアノを演奏した仙台市の小学6年生の男の子は「憧れていたステージで一緒に演奏できて緊張しましたが楽しかったです」と話していました。
小山さんは「子どもたちが元気で、心から音楽を楽しんでくれた。コンサートが震災を乗り越える力や、前向きに生きる力を育むきっかけになればと」とと話していました。
このコンサートは仙台市青葉区の「日立システムズホール仙台」で4日も開かれます。

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