明治安田生命は12月1日、今年で26回目となる恒例の『2014年生まれの子どもの名前』調査の結果を発表した。今年生まれた子どもの名前は、男の子が昨年3位だった【蓮】が2年ぶり4回目の1位に。女の子は【陽菜】(昨年4位)と、【凛】(同7位)が同率トップに立った。男女とも昨年以上に漢字1字で表記する名前が増えており、TOP10内に男児は4つ(蓮、湊、陸、駿)、女児は5つ(凛、葵、桜、凜、杏)の漢字がランクインしている。
ここ最近、漢字1字の表記が増加傾向にあったというが、今年はその人気がさらに上昇。特に、女の子はTOP100内に24と約1/4を漢字1字表記が占め、これは1989年の調査開始以来、最多となる。また、近年のナチュラル志向の高まりからか、自然を感じさせる植物や果実、草木などの漢字も増加。連続テレビ小説『花子とアン』(NHK総合)のヒットもあってか、【花】は昨年33位から18位に急上昇している。
今年は消費増税の影響などで、世間では先行きへの不安が高まったものの、スポーツ界や文化界では、日本人による海外での活躍が目立つなど、明るい話題も豊富な1年に。「明るくイキイキと、周囲を元気づけることができる人になってほしい」という想いの表れか、【陽】の漢字を使用した名前も人気。女の子首位の【陽菜】のほか、男の子は【陽向】(3位)、【陽太】(4位)、【朝陽】(10位)と、TOP10に3つ登場した。
そのほか、今年は午(うま)年だったこともあってか、男の子の名前には昨年55位から6位にジャンプアップした【駿】をはじめ、【悠馬】(11位)、【翔馬】(19位)、【颯馬】(39位)など、“馬”の付く名前がTOP100内に多数ランクイン。「颯爽と駆け抜ける馬のように、前向きに突き進んでいってほしい」という、親心の表れといえそうだ。
【調査概要】
対象:明治安田生命の個人保険、個人年金保険の加入者(2014年9月まで)
個人保険、個人年金保険の保有契約 約1145万件を調査
うち2014年生まれの男の子3481人、女の子3273人