赤ちゃん本舗は11月14日、「2018年 赤ちゃん命名・お名前ランキング」を発表。同調査は、赤ちゃん本舗の会員情報の中から、2018年1月1日~10月31日生まれの子どもの名前8万1,720件(男の子4万2,327件、女の子3万9,393件)を集計し、ランキング化したもの。
男の子は、3年連続で「蓮」(れん)が1位に。続く2位は「大翔」(ひろと)、3位には「陽翔」(はると)がランクインした。
女の子の1位は、「葵」(あおい)で、2年ぶりに首位を奪還。2位は「結菜」(ゆうな)、3位は「陽葵」(ひまり)だった。
大きく順位を上げたのは、男の子では「律」(199位→21位)、「涼真」(199位→75位)、「大知」(224位→90位)がTOP100にランクイン。「律」は、NHKの連続ドラマ『半分、青い』で佐藤健が演じた役名から、「涼真」は、人気俳優である竹内涼真から、「大知」は、歌にダンスに才能を発揮する三浦大知の活躍の影響と、同社は推測。また、「そうた」を主な読みとする名前が、TOP100に9種類の漢字でランクインしたことについては、「藤井聡太七段や俳優の福士蒼汰など各方面で活躍する方がいらっしゃる影響」とコメントしている。
一方、女の子は、昨年9位の「芽依」が5位にランクアップ。また、「美琴」が194位から50位になるなど、「漢字は違うものの、NHKの連続ドラマ『半分、青い』主演の永野芽郁や、TBS系列のドラマ『アンナチュラル』で石原さとみが演じた三澄ミコトの影響では」と同社。男女ともに、ドラマの役名で耳にするその響きの良さを名前に取り入れたり、イメージを重ね合わせたりする傾向がうかがえた。なお、読みは一例。
男の子で多く使われていた漢字は、昨年に引き続き「太」「大」「悠」といったおおらかなイメージを持つものが上位になったほか、空・月・太陽からイメージすることができる「陽」「蒼」「晴」「輝」も上位に。一方女の子は、「菜」「花」「莉」「咲」「桜」「華」「葵」など草花にまつわる漢字が引き続き多い傾向にあり、特に「葵」「桜」が順位を伸ばした。
男女ともに、上位漢字の傾向として、メジャーリーガーの大谷翔平の「翔」や金足農業高校の吉田輝星の「輝」、フィギュアスケーターの羽生結弦の「結」、今年芸能界を引退された安室奈美恵の「奈」や「美」など、各界で活躍する人から一文字をもらうといった傾向がうかがえた。