子どもの心をギュッとわしづかみ!1日たった5分、子どもがひとりでみるみる勉強しだす!魔法のシナリオ

全国でも有数の大手進学塾が乱立する阪急・西宮北口(通称ニシキタ)で、塾生の8割がトップクラス、2割が学力日本一!そして、倍率10倍以上の超難関公立中高一貫校に「6年連続地域No.1」の合格実績を挙げている、小さな小さな塾「ステージメソッド塾」をご存知だろうか?片道3時間をかけて通う塾生も複数いて、大手教育雑誌「プレジデント・ファミリー」でも紹介された。
このたび、『すべての成績は、国語力で9割決まる!』を刊行した、ステージメソッド塾代表である西角(にしかど)けい子氏が、「子どもがひとりで勉強し、どの科目も成績を上げるニシカド・マジック」を4回にわたって初公開。
最終回は、どうしたら子どもがひとりで勉強しだすか、という親としては誰もが知りたいテーマだ(撮影/堀内慎祐)。
私は、家庭でも簡単にできる指導法の一つとして、1日たった5分、親がサポートするだけで、子どもがひとりで学習し出すテクニックを開発。これを、「子どもにひとりで学習させる7つのステップ」としてまとめました。
塾生のお父さんやお母さんを驚かせたテクニックですので、参考になさってください。
「子どもにひとりで学習させる7つのステップ」とは…
(1)学習の時間・場所――学習時間帯は、子どもが学校から帰宅する時間か、夕食後が適当です。
場所は、リビングテーブルがいいですが、リビングでなくても、和室の食卓でも大丈夫です。小学生はふだん食事をしているところで、学習することを好む子が多いようです。
まず、テーブルや食卓の上は、片づけて学習スペースをつくりましょう。
(2)始まりの言葉をかける
「さあ、はじめようね。いまから国語をしようね!」と声をかけてから、子どもに筆記用具を持たせて、リビングテーブルにつきます。そのとき、テレビは消しましょう。勉強後に見たい番組は見せることを約束してから録画したあと、子どもには、必ず約束を守って見せてあげてください。
(3)時間予測をさせる
これから取り組む課題に対して、子ども自身に必要な予想時間を推測させます。
これにより、子どもは集中力を保てるため、学習にメリハリが出ます。
(4)子どもに「始まりの言葉」をかける
始まりの言葉は、「これからはじめようね」など、何でもいいので、子どもの学習姿勢を自律させるのにも効果的。
(5)子どもがひとりで学習をしている姿勢に声をかける
「勉強しなさい」ではなくて、「勉強しているね」という進行形の言葉がけをすることがポイント。
子どもは成長とともに命令口調を嫌うので、親は返事を求めない肯定的な言葉がけを与えることが大切。
(6)距離を取る
学習をはじめた頃は、親は子どもの横に座り、勉強を見てあげてもよいのですが、あまリにも親が熱心すぎると、子ども自身が親に依存してしまうので、少しずつ離れることをおすすめしています。
(7)子どもに「終わりの言葉」をかける
終了時間がきたら、途中でも切り上げて終了させましょう。延長するときには、子どもの同意が必要です。延長が続く場合は、学習時間を伸ばしていけばいいのですが、そのときも子どもに相談しながら進めることです。最後は、次回までの課題を子ども自身に考えさせ、目標を立てさせ、宿題にします。

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