子供、29年連続減少 1694万人に 最少を更新 

 「こどもの日」にちなんで総務省が4日発表した人口推計(4月1日現在)によると、15歳未満の子供の数は前年比19万人減の1694万人で29年連続の減少となり、比較可能な1950年以降の最少を更新した。総人口に占める割合は、36年連続の低下となる13.3%で世界最低水準だ。
 性別は男の子が868万人、女の子が826万人。3歳ごとに区切った比較では、中学生(12~14歳)が最多の356万人で、小学校入学前(3~5歳)の320万人まで年齢層が低くなるにつれて少なくなっている。
 出生数が戦後最少となった2005年を境に一時持ち直したため、0~2歳では325万人と3~5歳を上回ったが、厚生労働省の推計では09年に出生数が再び落ち込んでおり、少子化傾向は依然として続いている。
 子供の割合を国連人口統計年鑑に掲載された人口4000万人以上の26カ国と比べると、調査年次に違いはあるが、日本はドイツの13.6%を下回り最低。最高はエチオピアの45.0%。

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