子育て支援本格展開 宮城県が新キャラなど発表

宮城県は19日、地域社会全体で子育てを応援する「子育て支援を進める県民運動」の新しいキャッチフレーズとシンボルキャラクターを発表した。県民運動は2011年2月にスタートしたが、直後の東日本大震災を受けて本格的な事業展開を見送っていた。本年度から15年度までを重点期間とし、新たな態勢で仕切り直す。
 子育てへの地域社会の関わりを深めようと、キャッチフレーズは「地域みんなで子育ておせっかい」とした。県の観光キャラクター「むすび丸」のアニメ版「アニメむすび丸」をキャラクターに、ポスターやパンフレットを作製、配布する。
 啓発活動を通して、子育てを地域で支える機運の醸成や、子育てを支える人材のネットワーク拡充、人材育成の強化を目指す。
 「みやぎっこ応援カード」を妊婦や子育て家庭に配布し、割引など登録協賛店の特典が受けられるようにしていた事業は年内に終了。協賛店にポスターを配布して各自のサービスを記載してもらい、子ども連れならば誰でもサービスを受けられる仕組みに見直す。
 子育て支援に当たる団体や企業、個人をネットワーク化するため、参加を募る「みやぎっこ応援隊」は継続する。
 県子育て支援課は「震災後の地域社会を再生するためにも子育て支援の充実は欠かせない」と話している。

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