朝7時半過ぎ、登校した小学生たちが食べているのは「きつねうどん」。友達と一緒に朝食です。いま学校で朝食を提供する取り組みが広まっています。
子どもたち「うまい、テンションが上がる」「友達がいるから一緒に行きたいなって」
大阪市立西淡路小学校では2年前から毎週月・水・金曜日に朝食を提供。作るのは60代~80代の地域ボランティアです。市の補助を受けていて自己負担は1食50円ほどです。
共働き世帯の増加で多くの家庭で時間がかけられない朝食。実はこの朝食が学力アップにつながっているというのです。朝食を毎日食べている生徒とまったく食べない生徒では15%以上も正答率に差が出た調査も。
福永校長「朝ごはんをしっかり食べてくることによって、集中力の持続ができるのが大きいんではないかと思います」
広島・廿日市市の小学校でも県が主導して、希望する全児童に朝食を無償で提供する取り組みを開始しました。
児童「おいしい朝ごはん食べたから勉強も頑張れそう」
都道府県によるこうした取り組みは、全国初だということで広島県では成果を検証しながら県内全域に広めたい考えです。