新型コロナウイルスの感染拡大を受けて各地の学校で一斉休校が始まったことから、厚生労働省と文部科学省は、小学生を預かる学童保育(放課後児童クラブ)では子どもの席の間隔を1メートル以上離すよう、都道府県などに対し要請した。
学童保育は専用の施設のほか、休校中の学校の教室で行うことを想定。通常の授業のように児童が集まっていると感染の危険性があるとして、厚労省などは2日付の通知で、子どもにマスクの常時着用を求めた上で、子ども同士を1メートル以上離す感染防止策を示した。
通知では、子どもたちが隣同士で座ることを避け、少なくとも一つは席を空けて座ることも要請。さらに、1時間に5〜10分は窓を開けて換気することや、ドアノブなど複数の児童が触る場所は1日1回以上消毒することも求めた。