宇部市のエコキャラ「エコハちゃん」 着ぐるみ姿で「ピカチュウ」そっくり?

山口県宇部市のエコキャラクター「エコハちゃん」が人気アニメ「ポケットモンスター」の登場キャラ「ピカチュウ」にそっくりだと指摘され、話題になっている。
似ていると指摘されているのは、エコハちゃんの「着ぐるみ姿」だ。ピカチュウとは体の色が違うものの、まん丸の目玉や頬、W字型の口など、顔のパーツがたしかに似ているようにも見える。
「似ているというレベルではない」
着ぐるみの写真は宇部市の環境学習ポータルサイト「うべっくる」のブログで2011年8月1日に紹介されたが、現在は削除されている。インターネットで画像を見たユーザーからは、「そのまんまだ」「似ているというレベルではない」「アウト」などの声のほか、どちらかというとピカチュウの進化前の姿「ピチュー」にそっくり、まるでピカチューの着ぐるみを使い回したみたいだ、といった声が上がっている。
エコハちゃんは、宇部市の資源リサイクル業者の団体がイラストを考案し、2010年10月31日に市の環境イベント「エコフェア2010 in UBE」で着ぐるみとして初登場。会場で愛称が募集され、170点の応募の中から「エコハちゃん」に決まった。
その後もエコハちゃんの着ぐるみは、たびたび宇部市のイベントに出演している。以前から個人のブログでは、「正直かなりピカチュウに似ている」と指摘され、「問題にならないといいのだが」などと懸念されていた。
「元のイラストは似ていないので問題ない」
似ているとされているのは、あくまでエコハちゃんの着ぐるみで、元となったイラストでは着ぐるみの時ほど酷似していない、とも指摘されている。元のイラストを見ると、胴体と顔のバランスがかなり違う。エコハちゃんの耳はエコキャラらしく葉っぱの形をしているが、着ぐるみにしたところ、その形や顔とのバランスがピカチュウに近づいてしまったようだ。
宇部市の担当者によると、着ぐるみはエコハちゃんのイラストを元に業者が制作したもので、「市が発注したわけではなく、民間から寄付してもらったもの」。10年10月のイベントで初登場した時点から、いくつか似ているとの指摘があったというが、「着ぐるみは胴体のバランスなど、オリジナルのイラストとかなり違う部分があり、それらが原因で似ているように見える可能性がある。オリジナルのイラストについては似ていないので問題ないと考えている」とのこと。チラシなどに使われるのはイラストのみという。
ポケモンのライセンス管理会社「ポケモン」の担当者は、「事実確認をしたうえで対応を検討していく」と話している。

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