実質賃金1.1%のマイナス、物価高響き4カ月連続=4月統計

[東京 7日 ロイター] – 厚生労働省が7日発表した毎月勤労統計調査(速報)によると、4月の実質賃金は1.1%のマイナスだった。前年同月を下回るのは4カ月連続で、同月の消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)が1.0%上昇と、高い伸びだったことが響いた。

名目賃金に当たる現金給与総額は27万7261円と、前年同月を0.1%下回った。パートタイムを除く一般労働者では0.6%増と2カ月ぶりのプラスに転じており、賃金動向について同省は「基調としては緩やかに増加している」(賃金福祉統計室)としている。

勤労統計調査のうち、所定内給与は24万6796円で、前年同月を0.1%上回った。所定外給与は2万0641円で1.1%のマイナスだった。

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