客単価10カ月連続ダウン マックもデフレ退治に苦戦

 日本マクドナルドホールディングスが9日発表した5月の既存店売上高(速報)は前年同月比0・4%増となり、2カ月連続で前年実績を上回った。ただ客単価は2%減と10カ月連続のマイナスとなった。
 客数は2・5%増と10カ月連続のプラス。日本で生まれたハンバーガーを続々と売り出す「日本の味」キャンペーンで、老若男女に人気の「チキンタツタ」を5月17日から売り出したほか、毎週月曜に実施しているコーヒー一杯無料提供も寄与した。
 ただ、ファストフード業界で“独り勝ち”を続けるマックも、デフレ退治に手こずっており、「少々割高でも付加価値の高い新商品を順次投入」(原田泳幸社長)することで反転を目指す。

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