コロナ禍の中、前新潟県知事で医師・弁護士の米山隆一氏(52)と再婚し、幸せの絶頂にいる作家・室井佑月氏(50)が9日、ツイッターを更新。一連の“マスクトラブル”の顛末を報告し、自らへの中傷を控えるように呼び掛けた。
この日、所属事務所の社長名で公開された文書には「室井佑月のツイートにつきまして」として、次のように説明してある。
「当社所属タレントである室井佑月は、本年2月23日の毎日新聞の『新型肺炎 医療用マスク、自治体・病院に優先供給 厚労省」と題する記事において、記事内容には関係ない「くればぁ社」製マスクの写真が掲載されているのを見て、政府発注のマスクと考えて、24日に「政府のやっていることって・・・」とツイート致しました。その後、間違いに気づき、同日、事実を誤認してツイートしてしまったことを謝罪しました。25日には毎日新聞の当該記事からマスクの写真は削除されていました。
そして5月27日の「くればぁ社」石橋社長のツイートを掲載した5月29日のネット記事でその後の事実関係を知り、先週「くればぁ社」石橋社長に御詫状を送付致しました。私共といたしましては、上記事実関係と室井佑月の反省をご理解いただき、今後この件について、事実関係と異なる、室井佑月への中傷や業務妨害にあたる行為は控えていただきたくお願いいたします」
この「日の丸マスク」はメッシュ素材メーカー「くればぁ」(愛知県豊橋市)が販売していたもの。高品質な繊維と高い技術力を生かして立体成形され、花粉、ウイルス、PM2・5、放射性物質を寄せ付けない。
1万3200円と高価だが、100回の使用に耐え、10枚の交換フィルターが付属する。JAPAN MADEにふさわしい日の丸品質をうたっていた。2015年から発売されており、フィギュアスケート男子金メダリストの羽生結弦選手(25)が愛用したことで知られる。
だが、コロナ禍の混乱で、なぜかこの“日の丸”が、安倍お友達内閣の“御用達”と誤解されてしまった。誤情報をきっかけに室井氏が「これを作るのに、コストどのくらいあがったんだろう。こんなことより、枚数だろうに」「些細なことだけど、こういうこと一つとっても、今の政府のやってることって、ごっこ遊びにしか見えない」などとツイート。同社には批判の声が殺到し、3か月間、業務に支障をきたしている。
同社の石橋衣理社長は、やむなく製品の日の丸を会社のロゴに変更することを決断。「弊社で作っていた日の丸マスクが政府批判のネタにちょうどよかったのか、ボロクソ言われました。政府と繋がりなんて一切ないのに…社名についても馬鹿にされ、ド阿保とまで言う人も…」「日本メーカーが日の丸マークをつけて批判されるって。海外に住んでいたことがありますが、ここまで自国の国旗にアレルギー反応を起こす国って珍しいような…。日の丸マスク大変人気でしたが議論のネタにされるのは本望ではないので、しばらく製造休止しています。またいつか復活できれば…」と、いわれのない誹謗中傷にさらされたことを明かしている。(文書が読みにくいため、一部編集部で句読点を入れました)