宮城県は、宮城スタジアム(利府町)など計7カ所の県有スポーツ施設に愛称の命名権を設定し、6日、売却先の募集を始めた。2017年に宮城、山形、福島の3県で開催される全国高校総体や、20年の東京五輪など大規模なイベントをにらみ、収入確保につなげるのが狙い。
宮城スタジアムのほか、県総合運動公園の総合プール(利府町)県サッカー場(同)県第二総合運動場(仙台市太白区)県仙南総合プール(柴田町)県長沼ボート場(登米市)県ライフル射撃場(石巻市)の7施設。いずれも初めて売却先を公募する。
ほとんどの施設が全国高校総体の会場に予定されているほか、宮城スタジアムは東京五輪のサッカー競技の会場候補にもなっている。
命名権の売却金額は、宮城スタジアムが年間500万円以上、県第二総合運動場が200万円以上、総合プールと県サッカー場が100万円以上、県仙南総合プールが50万円以上、残る2施設が10万円以上。
契約期間は4月から3年以上。宮城に拠点がない企業でも応募できる。募集締め切りは2月7日。連絡先は県教委スポーツ健康課022(211)3662。