東京五輪男女サッカー競技の会場となる宮城スタジアム(利府町)の命名権(ネーミングライツ)について、県教委が公募していた売却先に、IT関連のコールセンターを運営するキューアンドエー(Q&A、東京)が決まったことが11日、分かった。新名称は「キューアンドエースタジアムみやぎ」となる見通し。
Q&Aは全国9カ所に事業所を展開し、IT機器の接続や操作、故障に関する問い合わせを受け付ける。仙台市には2005年に拠点を開設。現在は青葉、宮城野区の三つの事業所で約1000人を雇用する。
契約期間は4月1日から25年3月31日までの5年間、契約料は年500万円。同社の担当者は取材に「仙台に進出して15年となった。地域への恩返しと同時に、社の知名度向上を図りたい」と話した。
スタジアムの命名権が設定された14年から契約を継続してきた全農県本部の「ひとめぼれスタジアム宮城」の愛称使用は3月末までとなる。売却先の公募にはQ&Aを含め2社が応じ、2月にあった県教委広告審査委員会で選ばれた。