宮スタ愛称「ひとめぼれスタジアム」 命名権、全農県本部

宮城県は24日、宮城スタジアム(宮城県利府町)の愛称の命名権を全農県本部(仙台市)に売却すると発表した。愛称は、県内生まれのコメの主力品種にちなみ「ひとめぼれスタジアム宮城」。スタジアムは2020年東京五輪のサッカー競技会場候補として注目されており、全農県本部はひとめぼれのブランド力向上につなげたい考えだ。
 契約期間は4月1日から3年間で、契約額は年500万円。宮城スタジアムの命名権を売却するのは初めて。
 県が契約先を公募し、全農県本部1団体が応じた。スタジアムを管理する県教委が21日に広告審査会を開き、経営状況などを審査して決定した。
 全農県本部の担当者は「ひとめぼれの作付面積は全国2位だが、西日本などでは宮城生まれのイメージが定着していない。五輪会場となる可能性が高く、ひとめぼれの名前を広める効果が見込める」と狙いを説明する。
 村井嘉浩知事は24日の定例記者会見で「宮城が米どころで、ひとめぼれがおいしいということを世界に発信するチャンスになる」と期待した。

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