宮城、秋田、山形3県の芋煮が味を競い合う「栗駒山麓(さんろく)三つ巴(どもえ) 芋煮の陣」が23日、宮城県栗原市栗駒で開かれた。来場者約500人の投票の結果、山形県の芋煮が優勝した。
栗駒山を囲む3県にある栗駒鶯沢商工会、秋田県の東成瀬村商工会、山形県のもがみ南部商工会の3青年部が交流を深めようと企画し、3青年部は大鍋でそれぞれ調理。肉は宮城が豚、山形が牛を使い、秋田は鶏で芋の子汁を作り、多くの来場者でにぎわった。
もがみ南部の佐藤亮一部長(36)は「山形が芋煮の発祥地とされているので負けられなかった」と優勝を喜んだ。東成瀬村の佐々木福太郎部長(33)は「しょうゆベースだが、塩っぽい村の味をアピールできた」と手応えを語った。
主催した栗駒鶯沢商工会青年部の油谷橘起部長(37)は「来年から開催地を3県で持ち回りにし、交流を続けたい。ほかの地域からの参加希望もあればいい」と話した。