宮城で12人感染、仙台でクラスター発生

宮城県と仙台市は3日、20~70代の男女12人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内で10人以上の感染確認は7月16日以来で、過去3番目に多い。9人は仙台、塩釜両市のバーや接待を伴う飲食店を訪れた。仙台市は1カ所でクラスター(感染者集団)が発生したと認めた。市内の確認は計179人、県内は計226人となった。
 県や市によると、市在住の30代自営業と40代会社員の男性3人、20代パート従業員と30代無職の女性2人は、市内のバーの客だった。8月31日に感染が判明した男性従業員の濃厚接触者で、27~29日に来店した。2日にも客1人の陽性が判明し、バー関係の感染者は計7人となった。
 市内の新規感染者のうち30代男性アルバイトは市内の別のバーを訪れ、1日に感染が分かった従業員の20代男性と濃厚接触。新たに陽性が確認された20代男性アルバイトも、いずれかの場所で従業員に接触した。
 市在住の60代自営業女性と20代女性アルバイトは、1日に感染が判明した多賀城市の30代女性の濃厚接触者。このうち20代女性と30代女性は仙台市内の接待を伴う飲食店を訪れている。
 このほか、市内では40代男性会社員の感染も確認された。
 塩釜市の70代無職男性と40代女性アルバイトは、1日に感染が判明した仙台市の30代アルバイトの濃厚接触者。3人はいずれも塩釜市内の接待を伴う飲食店の従業員と客だった。
 3日の新規感染者のうち6人は発熱などの症状があり、3人が入院中だが、重篤ではない。6人は症状がない。

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