宮城の「走る貯金」神戸遠征 震災遺児支援PR

東日本大震災で親を亡くした子どもを支援するために「走る貯金」の活動に取り組む宮城県内のランナー有志18人が20日、神戸市で開かれる「神戸マラソン」に参加し、活動をPRする。
 「走る貯金」は走行距離や練習回数など、日頃の自分のランニングに合わせて自らの貯金や寄託額を決め、社会貢献しようという運動。仙台市のランナー有志が4月に始動させた。
 マラソン大会当日、ランナーたちは「がんばろう東北 せっせと走って震災遺児支援」と書かれたステッカーを着けて走り、活動をアピール。支援の拡大につなげたい考え。
 神戸に「遠征」する会社社長の山家靖さん(57)=仙台市宮城野区=は「震災時、関西から多くの支援をもらった。同じ被災地の神戸で、感謝の気持ちも込めて楽しんで走りたい」と意気込む。
 活動を通じて集めた資金は来年5月の仙台国際ハーフマラソンの際に持ち寄り、震災遺児の支援活動を続けている「あしなが育英会」に贈呈する。

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