宮城のごちそうを食卓にアピール 仙台でフードサミット始まる

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける宮城県の食品製造・卸10社が集まる「食のみやぎ応援宣言! みやぎフードサミット2020」(一般社団法人食のみやぎ応援団など主催)が22日、仙台市太白区のララガーデン長町で始まった。25日まで。
 各社が牛タン鍋、フカヒレまんじゅう、金華さばの缶詰などを買い物客に売り込んだ。太白区の主婦鎌田茂子さん(74)は「知らなかった地元の食がたくさんあった。家族で食べて応援したい」と話した。
 仙台牛のコロッケを扱うマルイ(仙台市)は外食需要が減り、売り上げは前年比で3割減った。柿沼澄夫専務(70)は「消費者に直接PRできる機会は貴重だ。自宅で少しぜいたくな食事を楽しんでほしい」と呼び掛けた。
 会場では、参加企業とバスケットボール男子のBリーグ2部(B2)仙台との連携商品も発表。大和煮の缶詰、牛タンのデミグラスソース煮込みの缶詰、かきあめ、フカヒレの姿煮が選ばれた。チームのロゴをパッケージに付けて売り出す。
 開業から11年のララガーデン長町で地元の食を扱う物産展の開催は初めて。今後も地元の活性化に向けたイベントを展開する方針。

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