宮城のガンカモ類、過去最多の35万7700羽 今季2回目調査・前年同期比39%増

県は12日、今季2回目のガン、カモ、ハクチョウ類の生息調査を実施した。県内への飛来数(速報値)は前年同期比39・1%増の35万7700羽で、1969年度の調査開始以来、最多となった。県自然保護課は「日本海側の積雪を避けて(太平洋側に)移動してきた群れによって増加した」と分析する。

 内訳は、ガン類が28万2414羽(前年同期比50・9%増)で過去最多。カモ類は5万7014羽(6・0%増)で過去12番目、ハクチョウ類は1万8272羽(12・5%増)で過去3番目だった。

 県職員や野鳥保護団体会員ら106人が蕪栗沼(大崎市)、伊豆沼・内沼(栗原、登米両市)といった県内の飛来地約500カ所で調べた。県は3月、3回目の調査を予定する。

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