宮城の水道事業を動画で紹介 5事務所制作

上下水道と工業用水の20年間の運営権を民間に一括売却する宮城県の「みやぎ型管理運営方式」導入を前に、県内5カ所の水道事務所は、各家庭に水を供給する仕組みについて解説する動画をそれぞれ制作した。各事務所や県のホームページで公開している。

 動画を制作したのは大崎広域水道事務所(加美町)や仙南・仙塩広域水道事務所(白石市)、中南部下水道事務所(多賀城市)など。職員が撮影した浄水場の様子に音声やスライドを加えるなどし、約4分半~8分にまとめた。
 天候など環境によって変化する水質の管理工程を紹介。みやぎ型にも触れ「検査項目や頻度は変わらず、引き続き県が監視する」とアピールする。
 今後、災害時対応などの動画も用意する予定。県水道経営課の担当者は「新型コロナウイルス下で従来の施設見学を行えない中、水道事業に理解を深める一助になってほしい」と話す。

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