宮城の環境保全米、新米のおいしさPR 仙台で発表会

農薬や化学肥料を抑えて宮城県内で栽培された環境保全米の新米発表会(みやぎの環境保全米県民会議、県内農協グループ主催)が4日、仙台市青葉区の県農協ビルであり、県内の農協関係者ら約40人が出席した。

 新型コロナウイルス対策として出席者による試食はせず、別室のみやぎライシーレディが県産の「ひとめぼれ」「ササニシキ」などを使ったおにぎりを試食。会場のスクリーンを通じて「粘り、うま味、香りのバランスが良く、おいしい」などとPRした。
 仙台白百合女子大の氏家幸子准教授は「学校給食における環境保全米の可能性と課題」と題して基調講演。「次代を担う子どもたちが安全に配慮した地場産品を食べることが大切」と環境保全米の取り組みの意義を説明した。
 県内の環境保全米の作付面積は本年度、1万8057ヘクタール(6月末時点)。前年度より396ヘクタール減少したが、主食用米の作付けに占める割合は約30%に上る。環境保全米県民会議の高橋正会長は「作柄が良く、おいしいお米に仕上がった。自信を持って消費者に提供したい」と話した。

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