宮城・丸森産シイタケ459ベクレル 宮城県測定最高値

 宮城県は27日、農林畜産物と水産物の放射性物質測定結果を発表した。原木シイタケ(丸森町)から、これまでで最も高い1キログラム当たり459ベクレルの放射性セシウム(国の暫定基準値500ベクレル)が検出された。県は「安全性に問題はない」とするが、11月に簡易検査を導入し、体制を強化する。
 農林水産物は18~24日に採取。マツタケ(丸森町)から22ベクレル、ムキタケ(栗原市)から13ベクレルを検出した。柿(白石市、角田市、丸森町)は4~13ベクレル、ゆず(気仙沼市)は16ベクレル。そば(七ケ宿町、村田町、大和町)とリンゴ(亘理町)、白菜(加美町)は不検出だった。
 原乳(200ベクレル)は25日に採取。白石市と大崎市で5ベクレルを検出、登米市は不検出だった。
 水産物は14~24日に採取した。不検出はスルメイカ(三陸南部沖)、ナマコ(石巻湾)、シロサケ(仙台湾)、サンマ(北海道・青森県沖太平洋)、ギンザケ(川崎町)の5品目。ほかの検出値は次の通り。
 スケトウダラ9.2ベクレル、マダラ20.7ベクレル、ババガレイ13.9ベクレル、エゾイソアイナメ15.3ベクレル、マアナゴ17.3ベクレル=以上、宮城県沖▽ヨキシリザメ5.1ベクレル、アオザメ21.5ベクレル=以上、北海道・青森県沖太平洋▽カタクチイワシ7.3ベクレル=三陸南部沖▽アワビ4ベクレル=石巻湾▽マサバ11ベクレル=仙台湾▽カツオ13.2ベクレル=太平洋沖合北部

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