宮城・利府でトヨタ・ラリーチャレンジ 土煙を舞い上げ、華麗に疾走

トヨタ自動車が全国で開催する初心者向けの自動車ラリー大会「トヨタGAZOO(ガズー)レーシング ラリーチャレンジin利府」が29日、宮城県利府町のグランディ21を主会場に開かれた。出場63台が約85キロを快走し、集まったファンや市民を魅了した。

 特別戦を含む全国13会場で展開する大会の第10戦。安全装置などを施した市販車をラリーカーに一般道と、林道などを専有したスペシャルステージ(SS)を走り抜けた。

 観衆が手旗を振って見守る中、チーム名や企業名を掲げた車両が続々とスタート。全開走行でタイムを競うSSでは、土煙を舞い上げながら巧みなハンドルさばきを披露し、拍手と歓声を誘った。

 利府町での開催は3回目。スポーツ庁長官の室伏広治さんも出場した。「クラシックカー大集合」などの企画や子ども向けの体験コーナー、県主催で東北初となる「空飛ぶクルマ」のデモ飛行もあり、家族連れなどでにぎわった。

 SSで総合優勝した群馬県桐生市の自営業千明正信さん(49)は「モータースポーツを気軽に楽しめる大会。来年もたくさんの人に集まってもらえたらうれしい」と期待した。

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