イオンモール(千葉市)が宮城県利府町の大型商業施設「イオンモール利府」を2021年1月末から休業し、同年夏に「イオンモール新利府北館」としてリニューアルオープンさせることが9日分かった。関係者によると、県道8号(利府街道)を挟んで南側で建設が進む新棟「新利府南館」は3月上旬に開業する予定。
改装する北館は鉄骨3階、延べ床面積8万平方メートル。家庭用品や生活必需品を扱う専門店を集める。1階は地場の食品スーパーや地元食材を生かすレストラン、2階は家具・生活雑貨店、ペットショップ、書店がそれぞれ入る。
南館は鉄骨3階、延べ床面積10万1000平方メートル。既存棟の総合スーパー「イオン利府店」が移転し「イオンスタイル新利府」として入居する。地元産の食材や総菜を充実させ、健康志向を意識したスポーツ関連用品も扱う。非接触型の買い物サービスも導入する。
利府街道をまたぐ連絡橋で南北2館をつなぎ、東北最大のイオンモールとなる。当初の開業予定は20年冬だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でテナント選定が遅れ、21年春にずれ込んだ。