宮城・利府町が除菌液の無償配布開始

新型コロナウイルスの感染拡大で消毒液が不足しているのを受け、宮城県利府町は13日、除菌効果のある次亜塩素酸水を町民に無償配布し始めた。
 密集を防ぐため、地区ごとに配布日と場所を分けて実施。13日は町総合体育館駐車場で青葉台、菅谷台など6地区の住民に配った。
 歩いて来る人向けとドライスルー形式の二つの受け付けを用意。町民が持参した空のペットボトルに、町職員が除菌液を入れていった。ドライブスルーには配布開始の午前10時に乗用車約40台が並び、一時は最大約80台の行列ができた。
 主婦高橋由美子さん(58)は「幼い孫がいろいろな場所を触る。家具やドアノブの除菌に活用できて助かる」と感謝した。「もう少しスムーズに受け取りたい」との声もあった。
 19日までに約1万3500世帯に500ミリリットルずつ配布する。熊谷大町長は「午前は混雑したが、除菌液はなくならない。ゆっくり来てほしい」と呼び掛けた。

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