宮城・南三陸ボランティアセンター 東京で支援要請説明会

宮城県南三陸町の町災害ボランティアセンターは26日、東京都台東区で復興支援要請説明会を開いた。東日本大震災から間もなく2年を迎え風化が懸念される中で、被災地の現状と必要な支援を都内の企業などに伝えるのが目的。45社約70人が参加した。
 猪又隆弘センター長が町の現状などを報告。漁業、商業、観光の分野ごとに必要な支援を担当者が説明した。中央労働金庫総合企画部CSR企画次長の岩村真奈美さん(46)は「求められる支援が具体的に分かり参考になった。被災地支援には格差が出ており、他の地域も要請すればいいのではないか」と話した。
 説明会は昨年に続き2回目。仮設住宅のソーラー式街灯42基の設置や仮設商店街のフードコート建設などが、説明会をきっかけに実現した。
 猪又センター長は「復興までには多くの支援が必要。今後は被災者の心のケアでも企業のノウハウを生かして参加してほしい」と訴えた。

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