宮城・名取の震災伝承館4月25日開館 震災前の閖上地区を表現したジオラマなど配置

宮城県名取市の山田司郎市長は30日の定例記者会見で、同市閖上2丁目に整備してきた市震災復興伝承館について、4月25日の開館を予定していると発表した。
 伝承館は木造平屋で、延べ床面積約300平方メートル。東日本大震災からの復興の歩みを伝える展示スペースや、震災前の閖上を表現したジオラマを配置したコミュニティースペースを設けた。津波被害に関するパネルや学習映像を紹介するシアタールームもある。
 伝承館は名取川と貞山運河の合流部付近に位置しており、大雨などの有事には水防団の活動拠点としても活用する。山田市長は「震災の記憶と教訓を後世に伝承し、防災意識を醸成したい」と述べた。

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