宮城・大郷町のスマートスポーツパーク構想、賛成半数 町民意識調査 反対は37%

大郷町のスマートスポーツパーク(SSP)構想を巡り、町は14日の町議会調査特別委員会で、町民に構想への考えを質問したアンケートの集計結果を示した。「進めた方がよい」と「どちらかといえば進めた方がよい」の合計が回答全体の50・3%で、「やめた方がよい」と「どちらかといえばやめた方がよい」の合計37・2%を上回った。

 田中学町長は取材に対し「住民の意見を尊重したい。どんな苦労があっても事業を進めるべきだと考える」と強調。反対の声も一定数に上ったことには「人口減少や少子化への対策として重要であることを改めて訴えたい」と語った。

 アンケートは10月、中学生以上の町民6930人を対象に郵送で実施した。回答率は47・2%。回答では「進めた方がよい」が38・0%で最も多く、「やめた方がよい」(28・0%)、「どちらかといえば進めた方がよい」(12・2%)、「どちらかといえばやめた方がよい」(9・2%)と続いた。「どちらともいえない」は12・0%だった。

 町は当初、回答の締め切りを10月31日(必着)に設定したが、衆院選の影響を考慮し、今月13日までに届いた分も集計に含めた。

タイトルとURLをコピーしました