宮城・女川町、JR駅前に商業エリア スーパーや交流館

東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県女川町が整備を進めてきたJR女川駅前の商業エリアが23日開業する。飲食店やスーパーなど27店が入るテ ナント型商業施設のほか、ホールや会議室などが入る「女川町まちなか交流館」がオープンする。今年3月の女川駅開業に続き、商業施設も開業することで、町 の復興は大きく前進する。

10日、須田善明町長らが町内で、駅前商業エリアの開業について記者会見を開いた。須田町長は「どこにもない新しい空間、コンテンツが備わっている。多くの方々に来て、まずは空気を吸ってもらいたい」と話した。

テナント型商業施設「シーパルピア女川」は町商工会などが出資する女川みらい創造(同町)が運営する。ギター工房「セッショナブル」やスペインタイル工房の「みなとまちセラミカ工房」など、震災前は同町になかった店舗も入る。

交流館には子どもが遊べるコーナーや音楽スタジオなどが入る。同町は23~27日、商業エリアの開業を記念して「おながわ復興まちびらき2015冬」を開催する。お笑いライブやマグロの解体ショーなどを実施する。

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