宮城・村井嘉浩県知事が経済産業省に半導体拠点整備について財政支援を要望

村井嘉浩知事は18日、台湾の半導体受託生産大手の力晶積成電子製造(PSMC)とSBIホールディングスによる大衡村への工場建設に関して、半導体生産拠点の整備や人材育成に関する財政支援を経済産業省などに要望した。

 斎藤健経産相と会談した村井氏は、工場の安定操業に欠かせない工業用水や下水道などのインフラ整備が急務だと訴えた。台湾が国を挙げて取り組む半導体学院のような国主導の人材育成制度も求め、「東北大が取り組んでおり、膨らませていただければ可能ではないか」と指摘した。

 斎藤氏は半導体は経済安全保障の観点からも重要との認識を示し、「要望を受け止めたい」と応じた。

 要望書には、東京電力福島第1原発事故処理水の海洋放出で生じた損害を東電が適切に賠償するよう指導することや、海洋放出に伴う一部の国の禁輸措置の早期解除なども盛り込んだ。

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