宮城・気仙沼 カツオ水揚げ始まる

東日本大震災の発生後も生鮮カツオの水揚げ量日本一を続けている、宮城県の気仙沼漁港で、去年よりも1か月ほど早くカツオの水揚げが始まりました。
気仙沼漁港には、11日午前3時すぎに、静岡県沼津市の巻き網漁船「第16大師丸」が入港し、千葉県銚子沖で取れたおよそ70トンのカツオを水揚げしました。水揚げされたカツオは港で次々とベルトコンベヤーに乗せられ、重さごとに分けられていきました。
11日は、ことし初の水揚げを祝うセレモニーも開かれ、気仙沼市の菅原茂市長から漁船の船頭に記念品が贈られました。漁業関係者によりますと、ことしは海水温が高く、カツオが比較的早めに北上をしているということで、去年より1か月ほど早い初水揚げとなりました。
気 仙沼漁港は震災の津波で大きな被害を受けましたが、生鮮カツオの水揚げを続け、18年連続で水揚げ量日本一を誇っています。「第16大師丸」の船頭の広崎 康智さん(56)は「漁港に一番乗りできてうれしく思う。これからもおいしいカツオをたくさん水揚げしたい」と話していました。
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