宮城・石巻で漁協復興祭 支援への感謝込め

宮城県石巻市で11日、県漁協支部の漁師らが全国からの支援に対する感謝の気持ちを込めた「漁協復興祭」を開き、来場者に焼きカキなどを振る舞った。
 例年開催されていた「石巻かき祭り」では、市内の3漁協支部が養殖したカキを提供していたが、今年水揚げがあったのは1カ所だけ。
 同市福貴浦の平塚友洋さん(26)は津波で養殖施設の全てを流され、今年のカキ養殖は間に合わなかった。それでも浜の仲間と協力し来春の水揚げを目指している。
 焼きカキは、炭火上の鉄板にふたをかぶせて約8分。水蒸気とともに磯の香りが広がって出来上がった。平塚さんは「来年は自分の育てた富貴浦のおいしいカキも食べてもらいたい」と笑顔を見せた。

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