宮城・石巻市へのふるさと納税が処理水放出後2倍に 人気は冷凍ホタテ貝柱

石巻市は6日、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出後、市のふるさと納税寄付件数が約2倍に増えたと明らかにした。

 市によると、放出後の8月25~30日の寄付件数は2053件(寄付額2304万円)で、放出日を含む19~24日の寄付件数1084件(寄付額1278万円)からほぼ倍増した。冷凍のホタテ貝柱など水産物が返礼品として多く選ばれており、自由記述欄には「風評被害に負けず頑張って」「漁業が盛り上がることを期待している」といったメッセージも寄せられたという。

 6日の定例記者会見で、斎藤正美市長は「励みになり、ありがたい。より多くの人に石巻の魚介類を食べてもらい、漁業を守る礎にしたい」と語った。

タイトルとURLをコピーしました