宮城・蔵王特産のナシ、出荷始まる、「幸水」シャリッと甘く

宮城県内一のナシ産地の蔵王町で21日、シーズン到来を告げるわせ品種「幸水」の出荷が始まった。好天に恵まれ、甘くてみずみずしいナシに仕上がった。

 初日は例年より2割ほど多い5トンのナシが運び込まれた。甘さや大きさごとに箱詰めされ、仙台市などの各市場に出荷された。今年は1~3月の気温が高く開花時期が例年より2週間ほど早かったため、収穫も10日前後早まったという。

 蔵王地区なし部会によると、幸水の収穫は今月までで、豊水、あきづき、新高と10月いっぱいまで続く。斎藤秀俊部会長(60)は「寒暖差が大きい蔵王産のナシは実の締まりが良い。シャリシャリとした食感を楽しんでほしい」と話した。

 町は27日午前8時半~午後1時、町ふるさと文化会館と生産者23戸の軒先で「梨まつり」を開く。町の特産が当たる応募券を購入金額1000円につき1枚配る。

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