宮城・蔵王町が、「蔵王」の日本ジオパーク認定に向けロゴマークを公募で選出

案内拠点は、今秋にも遠刈田地区公民館に開設

 蔵王町は17日、蔵王山(蔵王連峰)を中心とした「蔵王」の日本ジオパーク認定に向け、シンボルとなるロゴマークを発表した。国内外から329点の応募があり、茨城県古河市のイラストレーター川崎望さん(26)の作品が選ばれた。

 ロゴマークは火口湖「お釜」を包み込むように、青と黄色で手をつないだようなデザイン。町役場での発表会で、川崎さんは「自然をみんなで守ろうとの願いを込めた。(決定は)すごくびっくりした」と喜びを語った。

 町と地元商工団体などでつくる蔵王ジオパーク推進協議会(会長・村上英人町長)が、応募作品から3点を絞り込み、今年3月に町内の公共施設などで投票を実施。最上位の川崎さんの作品をロゴマークに決定した。今後、PRのパンフレットやステッカーで活用する。

 日本ジオパーク委員会は昨年9月、ロゴマークの作成と案内施設の充実について改善を求め、「蔵王」の認定を保留した。町は年度内のジオパーク認定を目指し、今秋をめどに遠刈田地区公民館に案内拠点となるビジターセンターを設ける予定。

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