宮城大と宮城・南三陸町、7分野で連携協定

宮城県南三陸町と宮城大は3日、連携協力に関する協定を締結する。自治体と宮城大が結ぶ連携協定は大崎市、気仙沼市、白石市に次いで4例目。町村では初めてとなる。
 連携するのは人材育成、文化振興など7分野で期間は4年。協定書に基づき今後2年間の重点項目として、三陸道整備後のまちづくりや観光ブランド化の戦略、耕作放棄地対策など7項目について研究や企画を実施する覚書を結ぶ。
 宮城大は地域連携センターが窓口となり、町づくりや観光、食のブランド化に向けて大学の研究機能などを活用する。町は宮城大の学生が町内で取り組む実習などを支援する。
 宮城大の馬渡尚憲理事長兼学長は「海産物や観光資源に恵まれた南三陸町のまちづくりや医療看護などに、大学の教育研究の力を使って貢献できれば県立大学として光栄。学生や教員の研究の場としても貴重だ」と話している。
 締結式は南三陸町合併5周年記念式典の中で、馬渡学長らが出席し行われる。

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